角 正信の文化・芸術等諸活動

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▼ 文化・芸術等について

 人類の遺産は文化・芸術に引き継がれています。よく、衣食住たりて文化・芸術が発展するといわれますが、人々の生活の原点の生活様式に文化が成立し、その喜怒哀楽の表現に芸術が発展してきました。それの伝承過程は教育的であり、多様な文化・芸術は、お互いを理解し尊重し、共に生きる営みでもあります。その多文化共生の視点で調査・研究・報告・提言のエッセイを綴ります。

[ せふりハウゼ(古民家再生の事例)]

 築120余年の生家を古民家再生しました。家の造りは当時専売であった酒・塩・煙草の商家であり、奥行きの長い町家造りの要素も兼ねています。残されている記録をたどれば明治16年(1883年)築で、大正、昭和に改築を重ねていますが、当初の骨格は残っていて、改築より、古民家再生としました。 
 復元した土間はサロンとしてピアノ、薪ストーブを設置、座敷床の間、欄間、襖、障子は明治のまま補修のみ。2階の天井を剥ぐと今まで知らなかった大きな梁を発見そのままの姿で残しました。内装は、テラコッタの床や、珪藻土の壁塗り、白壁の塗り直しなど新たにしたものと。埃のたまった代々の仏壇、鎮守の神棚、庭の観音様の祠は磨いて残し、玄関内扉には十字架をあしらったラテン語の聖句と、多宗教受容の家になりました。改修に来た宮大工Mさんも、明治の棟梁の腕と粋を感じたものでした。雨漏り、傾き歪みの補修補強をして、先の福岡西方沖地震で倒壊は免れたものの、また歪んで隙間が目立ちます。夏は涼しいですが、藪蚊の襲来、冬は寒いままはで課題も尽きません。
 その最初のゲストは、海外からの日本全国横断の平和キャラバンのメンバーで、福岡滞在中は、台風襲来にも遭遇しながら4泊してくれました。メンバーは、米国とインド、スリランカ、イスラエル(イエス・キリストの生まれたベツレヘム)からの青年でした。引率団長は50年前(1954年9月)の洞爺丸沈没事故に乗り合わせ他の乗客に救命具を渡して犠牲になったディーン・リーパー師の遺児です。三浦綾子の小説「氷点」で、「生命を与えた宣教師」のモデルとして記録されています。その記念会開催の機に意その遺志をついでの全国平和キャンペーンでした。
 このスティーブ・リーパーさんは、2007年4月に広島原爆資料館などを運営する(財)広島平和文化センターの理事長に就任されました。
[ スティーブ・リーパーさんとの出会い ]
リーパーさん「人欄」記事[pdf 312KB]
平和キャラバンの際の色紙[pdf 440KB]
財団法人広島平和文化センター
原爆資料館の理事長にリーパーさん
平和キャラバン来訪『平和の火』

NPO法人日本民家再生リサイクル協会 
 「日本の住文化」の事例や活動内容が紹介されています。
博多町家ふるさと館
 明治の博多の町家の復元施設です。土間、吹き抜け、梁などは、似ています。

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[ 西南シャントゥール ]

ロゴ ※公式ホームページ(音声付)
 西南学院グリークラブは、1919(大正8)年創部の伝統ある男声合唱団です。キリスト教のチャペルサービスから、全国合唱コンクール入賞、東京・大阪公演、海外遠征などの実績を持ち、そのOB数千名を越えています。そのOBの合唱団である「西南シャントゥール」は、部員平均年齢65歳と高齢社会の象徴のように益々元気で毎週1回の教会での練習に励んでいます。筆者も2004年の創立50年記念演奏会に招かれてから「若手」として加えていてただいています。
 毎年12月に定期公演会を行っています。 2007年は12月8にアクロス福岡シンフォ二ーホールにて開催。
公演・練習場改築前記念コンサート「ありがとうランキンチャペル」
西南シャントゥール演奏会

 西南シャントゥール第30回定期演奏会 

[日   時] 2007年12月8日(土)14時30分開演
[会   場] アクロス福岡シンフォニーホール
[プログラム] 
(1)フランスの詩による男声合唱曲集「月下の一群」 
(2)ア・カペラ(無伴奏)の煌めき
(3)賛助出演 NHK福岡児童合唱団MIRAI と合同演奏
(4)第30回記念委嘱作品 信長貴富編曲「団塊の世代に贈る『あの頃の懐かしい歌』」 
[問合先]西南シャントゥール ホームページ  

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[ 都山流尺八楽会 都之雨社 竹号 角 一而 ]

 日本の古典音楽は馴染みが少なく忘れ去られようとしています。その中で尺八をする事になりその奥深さに惹かれながら続けています。尺八は、時代劇で虚無僧のイメージがありますが、古典芸能として、遣唐使の時代からの由緒ある楽器です。琴古流と都山流の主流の派ですが、民謡尺八もあり多様です。
 関西時代故あって習い始めた師匠が都山流の二代目星田一山師で、「都之雨社」に入門させていただき現在は三代目一山師事ですが、帰郷後は、黒田藩お抱え琴古流の稽古場も見当たりらず、自己流となっています。日本では「隠し芸」、海外では「日本文化紹介」のためと称して「吹いて」います。

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▼ 宗教と文化等について

 人と人との関係をつなぐ仕事をワイフワークとしてきた筆者の原点は、キリスト教信仰にあります。市民活動が市民権を得つつなる中で、政治・宗教・暴力活動は排除されています。現代社会の諸課題に取組むNPO・ボランティア活動の使命には、「生命を大切にする、共なる幸せを共有する。それを阻む事柄を解決する方策や相互共通理解し活動する」という極めて政治的・宗教的要素を包含しています。しかし現状は、政治・選挙活動、カルト・原理主義の宗教活動、言論を踏みにじる暴力活動は増加しています。宗教は、個々人の精神的信仰に基づくもので「信教の自由」に守られるべきですが、「控えめな」表現に止まらざるを得ない状況の中で報告・提言していきます。

超宗教・エキュメニカル運動
 世界には、多数の宗教・教派があります。キリスト教にも教派があります。それぞれの信仰信条を尊重しながらも、「人の生命」の大切さと、「生命の苦しみ痛み」に共感し、戦争・紛争のない平和構築のための宗教団体の運動のひとつです。「多宗教・文化共生」の活動は、相互理解のための対話をとおして地球的課題に取組みます。日本国内はもとより国際協力で訪問しているタイ、ミャンマー、スリランカの仏教、バングラデシュ、インドネシアのイスラム教、インド、ネパールのヒンズー教、またそれぞれの国に、キリスト教などの少数者にも出会っています。
温暖化防止会議中の、超宗教の集まり

 Singing Christmas‘07 開催予定   

[日 時] 2007年11月24日(土)17:00〜19:00  
[場 所] 福岡バプテスト教会 福岡市中央区荒戸2-5-16   
[問合先] 実行委員会090-5925-1940 (スミ) 090-9597-4482 (クニヒロ)



九州インターナショナル・チャペル
 単立の宣教活動・聖書研究を行なうとともに、他教派、宣教団の奉仕に務めています。聖書研究。説教・奨励のアンソロジー。
西南学院ランキンチャペルでのチャペルアワー奨励
西南学院大学宗教部
多文化共生のための地球市民プログ
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