角 正信のNPO・ボランティア活動

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[ 市民公益活動支援(サポート・センター管理・運営)]

 市民公益活動は、市民活動、NGO・NPO活動、ボランティア活動などさまざまの呼び方がありますが、市民の公益的な活動を政府、企業と共に担う第3のセクターとして重要な役割の位置にあります。しかし日本では、大きく権力的な政府・行政と、営利至上の企業が、ほとんどを占めています。経済発展で便利な生活である豊かさを得られたものの、精神的豊かさが感じられない現状は、予測できない事件・事故がさまざま起こっています。  
 こうした社会的課題は、政府・行政や企業では解決できず市民の力が必要になってきています。阪神・淡路大震災に多くの市民ボランティアが全国・世界から駆けつけ「ボランティア元年」とされました。従来の障害者・高齢者への社会福祉分野のボランティアから、災害、環境、国際協力、文化芸術など拡がりました。こうした活動を、継続的・組織的に担うため、市民活動促進法が制定され「特定非営利活動法人(いわゆるNPO法人)」の認証制度が始まりました。「新しい公共の担い手」としてのNPOの存在は大きくなりつつありますが、その責任と果たすべき役割の重要性も高まっています。そこで、NPO・ボランティア活動を推進する指針や、施設、団体が設置されています。福岡では、「NPOふくおか」が「NPOを支えるNPO」として設立、福岡県は「ボランティア推進の指針」から、「県民ボランティア総合センター」を設置。福岡市はその後、支援センター設置「市民検討会」を設置し、現在の「福岡市NPO・ボランティア交流センター」を設置、公募で管理運営団体を決定。
 こうした公設民営のNPOボランティア活動推進の中間支援組織(サポートセンター)の運営に関わる事になりました。福岡県が「県民ボランティア総合センター」を設置するにあたって公設民営の運営協議会に委嘱され委員長を仰せつかりました。現在は県の方針で公設公営の 福岡県NPO・ボランティアセンター となり、民間から手を離れました。官民協働の流れに逆らう行政主導の施策に課題が残ります。
 一方、福岡市は、設置のための市民検討会を設置「基本方針」を答申。福岡市NPO・ボランティア交流センター「あすみん」を設置。公募で 特定非営利活動法人 NPOふくおか市民検討会有志の運営連合体にて管理。
 2006年4月からは、指定管理者としてNPOふくおかが引き続き管理しています。そのNPOふくおかは、当センターの管理・運営のほか、厚生労働省の「勤労者マルチプラン事業」や地球環境基金のセミナーなどの委託や補助事業を行い、「NPOのエンパワーメント(自立・継続・発展)に取組んでいます。 
 昨年は福岡県市町村職員研修講義にも関わりました。

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[ ボランティア活動推進 ]

 さまざまなボランティアの活動分野がある中で、「素晴らしい自然、味わい深い文化と歴史、共感できる仲間」をとおして社会に貢献できる活動を推進・支援しています。

・災害救援ボランティア「いてもたってもおら連帯+市民災害救援ネットワーク」
 防災ボランティア講義
 災害救援ボランティアマニュアル 
 災害ボランティア研修会
・園芸福祉ボランティア 
Volunteers for Horticutural Well‐being  「草花・樹木・果物・野菜などの栽培や育成、管理・運営・交流などを通して豊かな人生を送る実践活動」…(特活)日本園芸福祉普及協会
 2005年10月には、福岡で「園芸福祉大会」が開催されました。
・緑のコーディネーター http://www.mori-midori.com
【参考】
癒し憩い画像データベース
特定非営利活動法人フラワーセラピー研究会

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・観光案内ボランティア
 市民がそれぞれ住んでいる地域の歴史・文化を知り・伝え、ひいては行政・企業との協働で「ビジターズ・インダストリー」の環境整備にも寄与する活動。福岡市では市認定の「観光案内ボランティア」が登録され、「博多町家ふるさと館」を中心に活動しています。毎年「観光ボランティアガイド全国・九州・福岡県大会」が、各地で開催。
観光案内ガイド新聞記事
【参考】
福岡市観光案内ボランティアホームページ
九州ぶらぶらよかろうもん
福岡観光コンベンションビューロー

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