[2005年12月〜2006年1月]
肥沃な風土、多様な文化、笑顔の人々なのに、貧困の解消はいかに
バングラデシュ・ネパール訪問記 〜代表 角正信〜
この度、バングラデシュとネパールを、創設時に関わっていましたAVC(アジアボランテイアセンター)のスタデイツアーに加わり訪問してきました。
バングラデシュでは、「チャンドラゴーナ会」として支援しています宮川眞一・理世夫妻に会い、村落開発、相互扶助組合活動など視察。
ネパールでは、開発教育ファシリテーターのカマルさんに会うことや、カースト、先住民族の女性など複合差別構造の厳しい状況に取り組んでいるNGOの現状を視察してきました。
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JOCSの派遣で向こう3年間の海外医療準備中の宮川夫妻と。子どもは、ダッカ市内のゲストハウスの、ハンナン・康子さんの子ショイコット君とマヤちゃん。
そこで在バングラ大使館の紀谷昌彦参事官と情報交換。彼のHPから「今日は外出先で、チャンドラゴーナ会事務局長のSさん、そしてJOCSから チャンドラゴーナの病院に赴任予定のMさんにお会いしました。
チャンドラゴーナ会は、「バングラデシュの人々と共に歩むM医師夫妻を支える会」で、既に二百数十名の会員が日本にいらっしゃるそうです。途上国の医療状況改善のため献身的に取り組むご夫妻に、これだけの温かい気持ちが寄せられるのは、まさにMさん、Sさんはじめ関係者のご人徳と会員の善意のたまものだと思います。このような活動が、日本とバングラデシュの架け橋となって、両国間の理解を深めていくように感じました。」
朝靄けむるCHCP(Community Health Care Project:地域保健プロジェクト)のマイメイシン県ホリビルバリ事務所。保健衛生等の改善をとおして、住民の自立支援。特にショミテイ(相互扶助組合)でのマイクロクレジット(小規模貸付制度)が女性の自立と地位向上に取組んでいる。
CHCPでの交流会。案内役のザーマンさんが歌ったのは、黒人解放のWe shall over come! 「我々はいつか勝つ」と、バングラの貧困克服を重ねる。