[2005年12月〜2006年1月]
肥沃な風土、多様な文化、笑顔の人々なのに、貧困の解消はいかに
バングラデシュ・ネパール訪問記 〜代表 角正信〜
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FEDO(Feminist Dalit Organization:フェミニスト・ダリット協会)不可蝕民アウトカーストの支援団体。「カーストとジェンダーと闘い、正義と平等の社会をめざす」ことを目的とした団体。ダリットとは、カースト制度の下に置かれた被差別アウトカースト(不可蝕民)と呼ばれる最下層の人々で、多数の先住民族との複合的な貧困と差別に苦しんでいる。多くのNGOが支援しているが、その課題も少なくないという。




PRA(Participatory Rural Appraisal:参加型村落調査・評価)、PLA(Participatory Learning and Action:参加型学習と行動) の手法を学ぶ。




SOUP(Society for Urban Poor)のと連携しているYCC事務所とその現場。スラムの中の広場(チョーク)。




右の写真は、壇上の国王から床に座る最下層ダリットまで、カースト制度の序列を体現。


日の出後の輝く峰々に心洗わる。「山辺に向かいて我、何をすべきか!」
「アジア共同体」が叫ばれる中、政治を超えた住民同士の連帯の可能性を実感。今まで訪問した韓国、中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ビルマ、バングラ、インド、ネパール、シルクロードを越えて娘のいるドイツまで繋がるユーラシア大陸の広大さと多文化の尊重と受容。テロ、地球温暖化、病害菌の飛翔など生命、生態系を揺るがす現状の危機。豊かさの中の貧困は、日本でも益々拡っています。
市民による「公共の福祉」に今年も取組む所存です。(↑)ページのトップに戻る