[2005年12月〜2006年1月]
 肥沃な風土、多様な文化、笑顔の人々なのに、貧困の解消はいかに

バングラデシュ・ネパール訪問記 〜代表 角正信〜


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 FEDO(Feminist Dalit Organization:フェミニスト・ダリット協会)不可蝕民アウトカーストの支援団体。「カーストとジェンダーと闘い、正義と平等の社会をめざす」ことを目的とした団体。ダリットとは、カースト制度の下に置かれた被差別アウトカースト(不可蝕民)と呼ばれる最下層の人々で、多数の先住民族との複合的な貧困と差別に苦しんでいる。多くのNGOが支援しているが、その課題も少なくないという。

イメージ イメージ ダリットの村入口の巨大菩提樹の下にある集会広場(チョウダラ)と村の遠景。
イメージ イメージ カミ(鍛冶)、ダマイ(縫製)のダリットのチョンミ村でのホームステイとトランセクトウオークでの交流。
PRA(Participatory Rural Appraisal:参加型村落調査・評価)、PLA(Participatory Learning and Action:参加型学習と行動) の手法を学ぶ。
イメージ イメージ ホームステイした家族のソョンジュ(6歳)、クリサラ(1歳)とビジョカルパのおじいちゃん(70歳)。朝友達と学校へ行く。小学校5年生までは無償教育。遠かったり、家の仕事などで学校に行かない子どもも少なくない。識字率は47%(女性33%)で、ダリットではさらに低い。彼らの将来に期待する。
イメージ イメージ ダリットの女性グループ。
農村にて女性のエンパワーメントに向けた活動に取り組む意見交換会。保健・公衆衛生啓発活動、教育、所得向上活動など取組む。
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イメージ イメージ ネパールの首都カトマンズでの低所得者自立支援団体
SOUP(Society for Urban Poor)のと連携しているYCC事務所とその現場。スラムの中の広場(チョーク)。
イメージ イメージ SOUPの仕出し活動と相談事業。識字学級の修了者がボランティア・スタッフに。
イメージ イメージ 開発教育ファシリテーターのカマルさんによるワークショップ。
右の写真は、壇上の国王から床に座る最下層ダリットまで、カースト制度の序列を体現。
イメージ イメージ 村の小学校に立ち寄る。出逢った母子は山道を2時間歩いてトマトを売り帰るところ。夫は中東へ出稼ぎへ。(↑)ページのトップに戻る
村の小学校に立ち寄る。出逢った母子は山道を2時間歩いてトマトを売り帰るところ。夫は中東へ出稼ぎへ。
ヒマラヤ山脈と棚田を見渡す景勝地。

 日の出後の輝く峰々に心洗わる。「山辺に向かいて我、何をすべきか!」
 「アジア共同体」が叫ばれる中、政治を超えた住民同士の連帯の可能性を実感。今まで訪問した韓国、中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ビルマ、バングラ、インド、ネパール、シルクロードを越えて娘のいるドイツまで繋がるユーラシア大陸の広大さと多文化の尊重と受容。テロ、地球温暖化、病害菌の飛翔など生命、生態系を揺るがす現状の危機。豊かさの中の貧困は、日本でも益々拡っています。
 市民による「公共の福祉」に今年も取組む所存です。(↑)ページのトップに戻る